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糸魚川のヒスイとプレートテクトニクス

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2017.1.10 糸魚川のヒスイとプレートテクトニクス

 

小さい人は屁理屈やつじつま合わせや適当なごまかしではなかなか納得してくれないようです(^o^)

 

100匹目の猿」現象といえば、しばらく前にkillyさまから「40年前に会社でプレートテクトニクスの話をしたら一笑に付されました」とコメントを戴きましたが、今だったら笑われる代わりに畏敬の眼で見られるかもしれませんね(^_-)。今はもう100匹目の猿(ヒト)がプレートテクトニクス理論を「なるほどそうか」と納得して定説になったようですから(^o^)

 

去年「なぞ解きはひとを夢中にさせる。作家・松本清張を産んだのも未知への情熱だった」と始まるコラムを読んで、松本清張氏が現場に足を運んだ体験を万葉集の歌に結び付けて書いた「万葉翡翠」という作品があることを知り、年末にこの短編を収録した傑作短編集6「駅路」を入手しました\(^o^)/。

 

このコラム自体は、日本鉱物科学会が翡翠を「日本の石(国石)」に選んだことに因んだものだったのですが、ここでも「海洋プレートが海底数十キロの地下に引きずりこんだ岩石が地表に浮上するとヒスイが現れる」とヒスイの生成がプレートテクトニクスで説明されていましたから、これはもう一般常識になっていて「プレートテクトニクスって何?」などと言ったら今はもう軽蔑の眼で見られるようになっているのかもしれません。40年前とは様変わりのようです(^o^)

 

でも、これは、ヒスイを産する糸魚川の山が海底数十キロの所から地表に隆起してきたと言っているのと同じですよね(^_-)。私は去年それを確かめたくて糸魚川まで行ったのですが、糸魚川も海の底だったという「古代の地形から『記紀』の謎を解く」に書いた古代の地形の推理は、未だに「でたらめもでたらめ!!」と言われているのですよね。「このコメントが参考になった」とした方々も含めてでたらめだと思っている人の方が多いということなのでしょうね<(_ _)>

 

糸魚川のヒスイ


イメージ 1

 

数十キロの海底でできた翡翠を産する糸魚川の明星山と小滝川ヒスイ峡

 
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 

ナウマン博士がフォッサマグナを「地面が落ち込んでできた地溝帯」だとしたのは、プレートテクトニクス理論が登場するずっと前のことだったのですが、この地溝帯説はこの時点で思考停止したままのようですね<(_ _)>

 

↑の記事でkillyさまから戴いたコメントで、私は「造山運動」という言葉を初めて知ったのですが、こちらはプレートテクトニクス理論が登場して以降は、その世界の方々の間ではもう使われていないそうです(^o^)

 

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