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Channel: 歴史探訪
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諏訪湖と塩2

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2015.8.31 諏訪湖と塩2
 
八ヶ岳高原にある海尻城址
イメージ 1

 
イメージ 2

標高1000m以上の高い所にあるのに、「海尻城址」という名前は違和感がありますよね(^o^)。「海ノ口城址」もあるようです。
 
実は2010年にフォッサマグナについて調べていたのですが、当時はプレートテクトニクス理論を知らなかったので半信半疑で、調べたことを断片的にしか理解していませんでした<(_ _)>
 
↑のような経過で日本列島の中央部が80009000m以上もの海の底になって日本海と太平洋が繋がってしまっていたから、八ヶ岳高原にはその海の一部が残っていて小海や海ノ口や海尻などの地名があるのかと生半可な理解をしてしまったのですが、それは人類が発生するずっと以前のことだったのですから、旧石器時代や縄文時代にもまだ海だったのかどうかが問題だったのですよね(^_-)
 
でも、モンゴルには今も美しいピンクの岩塩がありますし、南米のボリビア中央西部の標高3700mにあるウユニ湖や700kmも内陸にある中国山西省運城市の解池では、古代の海の痕跡が今でも塩湖や塩の原になっているのですから、ひょっとするとフォッサマグナの西端の構造線上にある諏訪湖は、元は海水で縄文時代には塩湖だったのかもしれません(^o^)。付近には塩尻・塩嶺などという地名も残っていますしね(^_-)
 
モンゴルの岩塩(袋が汚れてしまっていますが)
イメージ 3
 
諏訪湖には31もの河川が周囲の山々から流入しているそうですし、日本は雨が多いのですから、何万年もの時を経るうちに濃縮されていったウユニ湖や解池とは逆に、どんどん薄められていって真水になってしまったのかもしれません(^o^)
 
もし古代の諏訪湖が塩湖であったなら、諏訪湖の周辺に旧石器時代から人が住んでいて旧石器時代や縄文時代の遺跡がたくさん残されていることや、現在は海からは最も遠い場所になっているこの辺りに「海」や「塩」のついた地名がいくつもあることや、ヤシマジヌミノミコト(タケミナカタ)が諏訪を本拠にしたことなどがおおいに納得できるのですけれどね~(^o^)





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