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のどぐろと生物学

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2016.1.10 のどぐろと生物学

 

この頃「のどぐろ」という魚の名前をよく聞くようになりましたが、昨日の新聞に面白い記事が載っていたので、今日はちょっと脱線・寄り道です(^o^)

 

福岡伸一著「できそこないの男たち」には、生物学的にはまずメスが現れ、遺伝子の受け渡しのためにメスを改造してオスが後から作られたこと、人間社会では、男は後から無理やり作られたためその分ストレスを内包していて、男の方が圧倒的に病気にかかりやすいし寿命も短いことが記されていました。

 

それを読んだ時、以前「受精率も出生率も地域・国・時代を問わず男児の方が多いが、それは無事に生まれ育つ率が女児より低いからだ」と聞いた時になぜそんな差があるのだろう?と疑問に思ったことを思い出して、その現象の後ろにはそういう深い因果関係があったのかとおおいに納得したのですが、それでは人間以外の生き物でもオス・メスに別れている場合はやはりオスの方が弱いのだろうか?とふと疑問に思いました(^_^.)

 

昨日の新聞にアカムツ(ノドグロ)の写真が載っていたのですが、「メスの寿命はオスの倍」と見出しが付いていたのでおや?と思って読んでみると・・・

 

メスが4歳で産卵し、10歳まで生きて大きいものは40㎝くらいにまでなるのに対して、オスは3歳で繁殖に係わるが5歳まで生きることはなく、多くは4歳で寿命を終え、大きくても25㎝までにしかならないと記されていました。

 

なぜ雌雄でそんなに寿命が違うのかはまだ解明されていないそうですが、これも別にカミサマの采配によるものではなく、生物学から見れば多分カマキリのオスが食べられてしまうのと同じ合理性なのでしょうね~<(_ _)>

 

生命に関することは、「不合理な文化」に属するものではなく、論理性や合理性に基づく文明に属するもののようです(^_-)

 

ところで駅弁大会が大人気のようですが、最近人気のノドグロは、北陸新幹線の駅弁にも使われているようですね(^o^)


それから今日はもう一つ納得したことがありました。今朝、テレビで姜尚中氏が「国」という字を「王」と書いてから周りを四角で囲んでいらっしゃるのを見て、「国」とは「王の領土」のことだったのか、と納得してしまいました。これまで教えられた書き順でこの文字を書いていた時には考えてもみなかったのですが(^o^)




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