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Channel: 歴史探訪
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山の隆起と世界の塩湖 チチカカ湖と諏訪湖16

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2016.1.9 山の隆起と世界の塩湖 チチカカ湖と諏訪湖16

 

アフリカの黒人にATLウィルスのキャリアが存在することが分かったのは、実はサルの遺伝の研究からで、ニホンザルとアフリカのミドリザルがヒトのATLウィルスとよく似たレトロウィルスに感染していることが分かったことから、アフリカのサルにそれがあるのならアフリカの黒人にもあるのではないかと考えて血清を調べてみたところ、ATLウィルス抗体の陽性反応が出たため、アフリカの黒人にキャリアが存在することが分かったのだそうです(^o^)

 

これはまさに「様々なことを関連付けてやっと因果の姿が垣間見えて」きたということですよね\(^o^)/。

 

世界の神学者がどのような理屈をつけてもっともらしいつじつま合わせの解釈をしようとも、やっぱり人間はカミサマが土をこねて作ったり、男のあばら骨から女を作ったりしたのではなく、サル(類人猿)から進化したようです(^_-)

 

そもそも分子生物学は、最初に現れたのは男ではなく女だったことをすでに証明してしまっていますしね(^_-)

 

人類は、一般には共通の類人猿の先祖からまずテナガザルが分かれ、次にオランウータンが分かれて、残った類人猿の系統からチンパンジー・ゴリラ・ヒトが進化したとされていますが、類人猿の中でチンパンジーはこのウィルスを持っているけれど、オランウータンとテナガザルは持っていないそうですから、オランウータンとテナガザルが分岐した後で類人猿がこのウィルスに感染したということなのでしょうね。

 

20万年前にアフリカで類人猿から進化した現人類(ホモ・サピエンス)が分岐しながら世界中に拡散していった過程で、たまたまATLウィルスのキャリアであったホモ・サピエンスの子孫が日本とアンデスの先住民になったということでしょうか(^o^)

 

このウィルスは感染力が弱くて親子や夫婦間でしか感染しないうえ、親子や夫婦間でも皆が皆感染するというものではなかったため、徐々に消滅していって、島国だった日本や高山に住んでいたアンデスの先住民のような、他の民族と交わることの少なかった隔絶された地にキャリアが多く残ったということのようですが、縄文時代には日本全国にいた縄文人たちは、後から渡来してきた弥生人たちによって北と南に追いやられたため、このATLウィルスのキャリアは、現在は北海道、三陸地方、沖縄、九州、四国、島嶼などの他から隔絶されたようなところに多いのだそうです<(_ _)>

 

私は沖縄の人とアイヌの人は身体的特徴がよく似ているようだと感じていたのと、どちらも本土に住む人達を和人や内地人と呼んで自分達とは違うと認識していたらしいことから、北海道や南九州や沖縄に古くから住んでいる人々は、渡来してきた弥生人たちに北と南に追われた縄文人の子孫なのではないか?と考えていたのですが、その推理はATLウィルスによって科学的に裏付けられたようです\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。

 

このウィルスのキャリアが都市部には少なく、離島や海岸僻地に多いということは、平安時代に朝廷が縄文人(蝦夷)から土地を奪っていった歴史を見れば分かるように、弥生人が先住の縄文人から生産性の良い土地や資源の豊かな土地を次々に奪って僻地へと追いやっていったということでしょう。


都市部には、転居してきた人や輸血で感染した人以外にはATLウィルスのキャリアがおらず、他から隔絶されたような地にキャリアが多いという事実は、先住の縄文人たちが渡来してきた弥生人たちによってそういう場所に追いやられていった歴史を示しているのだと私は思います(T_T)

 
 

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