歴史学者さんたちとは具体的に誰のことを指しておられるのでしょうか。教えて貰えないでしょうか。ワカタケルの池澤夏樹（福永武彦の息子）は該当しないと思いますが、世間への影響力は大きいので由々しき問題とは思います。江上波夫の騎馬民族征服王朝説、直木孝次郎の河内王朝説はどのように評価されていますか。日文研の倉本一宏は日本古代史が専門ですが、嶋恵さまのような大胆な解釈はなくて、寧ろだんまりを決め込んでいるとしか思えません。巷間で飛び交っている有力な説に肯定も否定もせずにです。歴史学者さんと目される方は現段階ではいないのではないでしょうか。皆矢面に立つことを恐れているかのようです。日本の歴史学の総本山/日本史村は以前にも触れましたが、東大（日本史学研究室）や東大史料編纂所、宮内庁書陵部、奈良文化財研究所（木簡研究）ですが、日本古代史に対して全く発信していないようです。骨太の歴史観を整えることはせずに、重箱の隅をつつく研究でお茶を濁しているとしか思えませんね。日本古典文学大系などの古文解釈は、源氏物語の訳が人其々であるようなもので、歴史学者さんのお仕事とは異なるようですね。
2019/4/19(金) 午後 9:27 [ kojita ]
私の謎解きの原点は「地形」で、日本史には中学・高校の教科書レベルの知識しかなかったので、私はどんな歴史学者さんがいるのかも「日本の歴史学の総本山/日本史村」のことも全く知りませんでした。
江上波夫氏の騎馬民族征服王朝説も、直木孝次郎氏の河内王朝説も読んだことがないので、どんな内容なのか分かりませんし、日文研も倉本一宏氏も存じ上げませんし、巷間でどんな有力な説が飛び交っているのかも全く知りません<(_ _)>。
ただ、例えば「歴史学者」という肩書のない私が歴史に関して何か言ったり書いたりしても、それが大きく取り上げられたり、教科書に載ったり、資料館に掲示されたりすることは絶対にないでしょうから、教科書に載っていたり、資料館や歴史博物館の解説に記されているような説を作ったり、大学教授の肩書で歴史解釈本をたくさん出している方々や、↓の記事にお名前が載っていたような方々が「歴史学者さん」なのだろうと漠然と考えていました。
それらを見て「違うのでは？」と思っても、私は「書いた人」に興味があったわけではなく、内容に関心を持っただけでしたので、どなたがどんなことをお書きになっていたのか全く覚えておりません。
日本古典文学大系も『風土記』の巻の『常陸国風土記』と『出雲国風土記』を読んだだけなのですが、「それは歴史学者さんのお仕事とは異なる」ということであり、「歴史学者さんと目される方は現段階ではいない」のであれば、私は歴史学者さんのお書きになったものを読んだことがないのかもしれません<(_ _)>。
『古事記伝』の本居宣長も歴史学者ではなく国学者だったそうですし、この国の成り立ちを書いているという池澤夏樹氏も、「日本通史の決定版」を書かれたという百田尚樹氏も作家であって歴史学者ではないようですし・・・
「作家」というのは「オハナシを作る人」のことのようですから、事実かどうかを検証する義務などなく、「自分はこうであると思いたい」ということを書いているということなのでしょうね。「小説家は、絵空事をいかに本当らしく見せるかが腕の見せ所」なのだそうですし(^o^)。
私は、「古代史に謎がある」ということさえも初めは知らなかったので、「古代史の謎を解いてやろう」などと考えて謎解きを始めたわけではなく、遺跡が古いものほど（今は）不便な所にあるのはなぜだろう？『常陸国風土記』の地形の記述が実際とは違っているのはなぜなのだろう？古い歌に詠み込まれている景色が、例えば「筑波の麓には津があった」とか、「天香久山から海原や群れ飛ぶカモメが見えた」など、現実とは全く乖離しているのはなぜなのだろう？というような地形に関する謎を解こうとしていたら結果として古代史の謎も解けてきてしまったのです。古代史の解釈が目的だったわけではありませんから、自分が「大胆な解釈」をしているのだと思ったこともありません。
地形の変化は、それこそ「歴史学者さんのお仕事」ではないようですから、私には「解釈」よりも自然科学や地球科学や宇宙科学の知識の方がずっと有益だったわけで、私は図らずも「他人の説に眼を向けるよりも自分の疑問に徹底的にこだわれ」という本庶先生の言葉をずっと実行していたということなのかもしれませんね(^o^)。