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武蔵野台地と湧水25 池と湧水2

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2019.1.8 武蔵野台地と湧水25 池と湧水2

 
昔からある大きな池は、みな湧水池なのかもしれないと思いついて調べてみたら、目白の甘泉園の案内には「園内に清冽で常時枯れない湧水があって茶に適していたことから甘泉園の名が起った」と記されていました(^o^)それではここからも小川が流れだしていたのでしょうね。
 
甘泉園の池
イメージ 1

甘泉園案内
イメージ 2


ついでに、どうしてこんなところに大きな池があるのだろう?どうやってできたのだろう?と思っていた大田区の洗足池を調べてみたらこれも湧水の池で、洗足池の周辺には付近一帯の農家が作物の洗い場として利用していた大小の湧水が多くあったのだそうで、四つあった主水源のうちの一つの清水窪弁財天の湧水は今も水量が豊富で、浸透管を用いて洗足池に流れ込んでいるのだそうです。
 
そこで清水窪弁財天を探してみると、池から1kmほど北に離れた大岡山にありました。それでは、昔はここからも小川が流れ出して洗足池に流れ込んでいたのでしょうね。その小川や浸透管が敷設された経緯については「大田区史」に記されているだろうと思います。郷土史や郷土資料にはそういったことがちゃんと記されていますから(^o^)
 
この洗足池の近くに「小池公園」があるので、この池もついでに調べてみると、これも洗足池と同様に湧水の池で、平成16年まで釣り堀になっていたのだそうですが、再整備されて2009年に「小池公園」としてリニューアルオープンしたのだそうです。
 
近い所には碑文谷池もあるのでこちらも調べてみると、やはり碑文谷池も、その南東にある清水池も湧水の池で、この二つの池は立会川の水源になっていたそうですが、この立会川も今は暗渠化されて緑道になっているようです。こちらは目黒区ですから「目黒区史」でしょうか(^o^)
 
やはり昔からある大きな池は湧水池だったようです。目黒区も大田区も武蔵野台地の端ですから、それらの湧水の水源はみな武蔵野台地宙水なのでしょうね。
 
先日テレビをつけたら、ちょうどブラタモリ」で平等院の池の水はどこから来ていると思いますか?という話をしていたのですが、平等院の池の水も湧水なのだそうです。武蔵野台地に限らず、昔からある大きな池はみな湧水の池のようですね。
 
平等院の池
イメージ 3

 
「ブラタモリ」といえば、この番組にはよくプレートテクトニクスが出て来るようです。去年たまたま見た有馬温泉の話はとても面白くて、
 
私はこの時に初めて「有馬―高槻断層帯」の存在を知ったのですが、2018.6の大阪の大地震は、この断層帯が大きく動いたために起きたのですよね<(_ _)>

断層帯が動いたということは、それを乗せているプレートが動いたということだろうと思うのですが。1.3には熊本でM5.0の地震がありましたが、今日は奄美でM4.0の地震があったそうです<(_ _)>

 
 
ネコビタイ便り
年末に蕾の付いた牡丹の鉢植えを戴いて、北側の寒い玄関に置いておいたのですが、1.1に開き始め、7日かけて満開になりました。思い通りの日に花を咲かせるというのはすごい技術ですね。
 
イメージ 4

年が明けて確実に日が長くなってきましたが、今日は外で声がするのでおや?と思ったら、窓の前にウグイスが来ていました。まだ笹鳴きでしたか。


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