2019.1.2 NHKとプレートテクトニクス
年末に吹き荒れていた冷たい北風も収まって、関東では2019年は穏やかに明けたようです。
2017年の年末から2018年の年初にかけてのNHKには「プレートテクトニクス」に関する番組がたくさんあったので、「おや?神がかりでつじつまを合わせる番組作りから方向転換したのかな?」と思ったのですが(^o^)、
2019年の今朝テレビを付けたら、さっそく「南西諸島は大陸の一部だったがプレートの移動によって大陸から離れ、たくさんの島になった」という声が聞こえてきましたから、やはり「イザナギとイザナミが日本の国を生んだ」というような非科学的で非論理的な神話を垂れ流して国民を洗脳することは止めたようです\(^o^)/。
「国家神道」や「皇国史観」を、有無を言わせずに刷り込まれた世代がそろそろ現役を退いて、「プレートテクトニクス」を学んだ世代が現場に増えてきたということでしょうか(^o^)?
2014年にたまたま見た国会中継でその発言を知って驚いたNHK経営委員という人たちも世代交代したのかな?と思って調べてみたら、神がかりの発言が問題になっていた日本会議代表委員の哲学者さんはまだ経営委員をやっているようでしたが<(_ _)>。
ひょっとするとこの方は、トランプさんと同じように「科学がなんと言はうと、プレートテクトニクスがなんと言はうとそんなものはみなフェイクニュースで、日本列島はイザナギノミコトとイザナミノミコトがお生みになったのである」と主張していらっしゃるのでしょうか?「神話は作り話だよ」などと言ってしまったら代表委員にはなれないでしょうから(^_-)。
ところで武蔵野台地の湧水はもうほとんど枯れてしまっているようですが、渋谷の再開発に伴ってこれまで暗渠にされていた渋谷川が、落合水再生センターで高度処理された再生水を放流して渋谷駅を起点とした北から南に流れる川として復活され、水辺空間や遊歩道として整備されるのだそうです。
武蔵野台地にはたくさんの湧水があって、戦前まではたくさんの小川が流れていたことが分かったので、先日湧水のあった妙正寺池に行ってみた時、
妙正寺川に合流していたという井草川を暗渠とした跡の「井草川遊歩道」がここから始まっていたので、ほんの一部ですが辿ってみました。川の跡の道は、微妙な曲がり方がとても魅力的で、そこに小川が流れていた頃のことを想像できるので、本当は井草川の水源の湧き水があったという切通し公園まで行ってみたかったのですが(^o^)。
この遊歩道の一部はノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊博士の希望で、科学館・妙正寺公園・妙正寺川・井草川遊歩道などを繋いで周回する「科学と自然の散歩みち」として整備されたのだそうですが、車も自転車も通らないとても気持ちの良いきれいな道になっていました。