2018.12.30 プレートテクトニクスと教科書
港区の愛宕神社(海抜26m)の急な石段辺りが武蔵野台地の尖端かと思っていたのですが、青梅からの巨大な扇状地ではなくて海成の地形ということですね。地学の教科書も気候変動(氷期・間氷期)やプレートテクトニクス(1965)を考慮して書きなおさねばならない箇所が多々ありそうですね。
2018/12/28(金) 午後 7:03 [ kojita ]
愛宕山は、形成のメカニズムははっきりしていないけれど自然形成によって成立したものであることは地質学的に立証されているのだそうです。ここは武蔵野台地末端の小丘で、独立丘陵ではないようですから、武蔵野台地の尖端の一つでしょう。
武蔵国では、台地の端(はな)は「○○山」と呼ばれていたようで、ビルより高い山など一つもない23区内には、愛宕山や上野の山を始め「○○山」という地名がそれこそ山ほどあって、「東京十名山」まであるようです(^o^)。
東京十名山
山手線内の最高峰である箱根山(ここは人工の山ですが)では、登頂証明書も発行されていましたよ(^o^)。
登頂証明書
私は2014年まで「プレートテクトニクス」を全く知らなかったのですが<(_ _)>、
最近はニュース番組でもバラエティー番組でもこの言葉を頻繁に見聞きするようになってきたので、いつ頃から一般常識になったのだろう?と調べてみたところ、1990年前後には高校の地学の教科書には載せられていたそうですから、1990年以降に高校生になった30代以下の人たちはどこかでこの理論に触れる機会があったようです。
早い段階でコメントをくださったkilly様は40年も前からこの理論をご存知だったそうですし、早くにこの理論を取り入れた作品を発表していた手塚治虫氏や小松左京氏のような柔軟で論理的で先進的な頭脳をお持ちの方もいらしたようです(^o^)。「地形が変わるなどでたらめもでたらめ!!」とおっしゃる頑迷固陋な方もまだまだ多いようですが(^_-)。
地学の教科書は、もう20年も前にプレートテクトニクスを載せているのですから、「プレートテクトニクスや気候変動を考慮して書きなおさねばならない箇所が多々ある」のは地学の教科書でなく、噓八百の『記紀』を無批判に信奉し、非科学的で非論理的なつじつま合わせの解釈をあたかも歴史の事実であるかのように記載している歴史の教科書でしょう。
それらの神がかりの荒唐無稽な解釈からは、「皇国史観」のようなとんでもない思想が作り出されて大勢の人を死に追いやったのですから(T_T)。
https://blogs.yahoo.co.jp/sweetbasil2007/43780325.html