2018.12.24 武蔵野台地と湧水16 妙正寺池
妙正寺川の水源の妙正寺池へ行ってみました。ここも標高45mのくぼ地ですから、水源は武蔵野台地の宙水ですね。
ここは武蔵国の宿駅「乗瀦」(あまぬま)」の所在地であったとも推定されているそうですが、これ、「あまぬま」って読めるのでしょうか?
これを「アマヌマ」と読んで、杉並区天沼とする説と「ノリヌマ」と読んで、練馬とする説とがあるそうですが、天沼には現在の弁天池公園にあった湧水池の「雨沼」に由来するという説もあるようです。
妙正寺公園
妙正寺池
湧水が減ってしまったため、現在水の大部分は井戸から汲み上げた地下水だそうです。
中の島 ここには弁天様が祀られていたそうです。
落合橋
ここから妙正寺川が始まっているようですが、井草川がここで合流していたから「落合」なのでしょうね。
川はみな、暗渠でなければ無機質なコンクリートの溝になってしまっているようで、「春の小川」に歌われているような風情はどこにもありませんね<(_ _)>。
集落跡には3~4軒のものから200軒(一度に200軒あったのかどうかは分かりませんが)ほどのものまで幅があるようですが、集落の大きさは、その湧水量が賄える人数によって決まっていたのかもしれませんね。