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学者さんたちの常識34 聖徳太子と厩戸皇子

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2018.10.1 学者さんたちの常識34 聖徳太子と厩戸皇子

 
「政略結婚」や「閨閥」などという言葉は今も使われていますが、女性(妻や娘)を権力に近づくためや有力者との関係を作るための手段として利用するということは世界中の権力を指向する人たちの間では昔からオーソドックスな手段だったのです。つい最近まで結婚とは「家と家」のものであって、個人のものではなかったのですものね。
 
ところで一昨日「歴史の新常識」という番組があったのですが、これまで教科書で教えられてきた信長や光成などの人物像や歴史の記述は、事実とは異なっていることがだんだんに分かってきて、教科書の記述が変わってきているのだそうです。
 
学者さんたちの説は納得できないことばかりなので現場検証に行ってみると、現地で見えてくることは「学者さんたちの常識」や「教科書で教えられた歴史」とは全く違うことばかりだったので、「違うだろ!違うだろ~~~!!」ともう9年も(!)このブログが続いてしまっているわけですが(^o^)、やはり教科書で教えられた歴史は、「歴史学者」「歴史研究家」という肩書を持った作家が文献を元に検証もせずに机上で作ったものだったようです。
 
歴史小説家と「歴史学者・歴史研究家」は同じ作り話を元にしているのにどこがどう違うのだろう?と疑問に思い、同じ作り話を元にしていても、歴史小説は納得性があるように書かれているから面白いけれど、歴史学者の解釈書はそのつじつま合わせに全く納得性がないし面白くないという違いだけなのではないか?と思っていたのですが、その素人の直感は当たっていたようです(^o^)
 
その番組では「聖徳太子」は架空の人物だと言っていましたが、それでは「十七条の憲法」や「冠位十二階」を作ったのは誰なのか?というと「厩戸皇子」なのだそうです。でも、厩の前で産気づいて生まれたという「厩戸皇子」も架空の人物なのですけれどね~。
 
「聖徳太子」が架空の人物だということはもう確実になってきてしまったのだけれど、それでは「十七条の憲法」や「冠位十二階」を作った人がいなくなってしまうので、今度は「厩戸皇子が作ったことにすればよい」としてつじつまを合わせることにしたということでしょうか?「・・・とすればよい」というつじつま合わせは歴史学者さんたちの得意技のようですから(^_-)
 
この「歴史の新常識」の続き(なのかな?)は10.2の6:55からテレビ東京で放送されるそうなので、教科書の歴史の何がどう変わったのか、もし忘れなかったら見てみましょう(^o^)。「新しい教科書を作る会」が運動して、厩戸皇子を聖徳太子に戻してしまったというニュースも以前ありましたし、政界・官界からの圧力もあるようですから、多分「皇国史観」に差しさわりのない程度のマイナー・チェンジなのでしょうけれどね。


昨夜は家が揺れるほどのすさまじい風が吹き荒れ、フクロミモクゲンジは花も実も一つ残らず吹き飛んでしまいました。
 
一昨日の花と実
イメージ 1

 
今日の同じ枝
イメージ 2

やっと24号が去って温帯低気圧になったと思ったら、もう今日は25号が北上中なのだそうです(T_T)
 
 
 
 
 

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