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Channel: 歴史探訪
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石と地球の歴史

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2015.10.21 石と地球の歴史
 
博物館に展示されていた、まるで絵のような↓の石の断面を見て、なんて美しいのだろうと眼を引きつけられました。中央構造線博物館でも、石を切断してその断面を磨いた大鹿村の様々な石の展示を見て、何の変哲もないように見える石でも磨くとこんなに美しいものなのかと感動したのですが(^o^)
 
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子供の頃から道や川原に落ちている石ころの色や模様の不思議さに惹かれていたので、先日killy様のコメントを拝見してその場ですぐに「石ひとすじ」の購入を申し込んでしまったのも、ひょっとすると歴史よりも「石」に惹かれたからだったかも・・・・(^_-)
 
石は美しいし面白いのです。6年前に荒川で拾った緑色の小さな石から行田の八幡山古墳(関東の石舞台)の石室の石との関係を考えたり、

三浦半島で拾った穴の開いた白い石から房州石と行田市の古墳の関係やそれを運んだ古代の地形を考えたり、

三波石からプレートの移動や日本列島が付加体で成り立っていることを実感したり、地球の46億年の歴史を推理することができるのだということが分かったり・・・・
 
付加体形成モデル 

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石には読み解くことのできる歴史が刻まれているのに、6年前にはなぜ長瀞の石に興味を持たなかったのだろう?と考えていて思い当たりました。当時の私は、『記紀』や『常陸国風土記』に記されていることからその頃の日本はどこまで海だったのかということを考えていて、それよりずっと古い地質時代にまでは考えが及んでいなかったのです<(_ _)>
 
人類の歴史は34万年前からと言われていたので、私が考えていたのはせいぜいその頃のことからで、それより前の地球の歴史については考えてみなかったので、恐竜や長瀞の石には関心を持っていなかったということなのですが<(_ _)>、歴史は「部分」ではないのですよね~。人間の歴史の因果を辿っているうちに、その因果が46億年の地球の歴史にまで繋がっていってしまって石への興味を思い出したわけですが、するとこの因果の追及は、ひょっとすると「地球や生命の誕生から、宇宙の誕生」の謎まで解けるというニュートリノまで行ってしまうのかな~???
 
↓は石灰岩がマグマに接触して接触変成作用を受けてできた大理石(結晶性石灰岩)だそうです。興味は尽きませんね。歴史より石の方が面白くなってきてしまいそうです(^o^)
 
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秩父鉱山では自然金も産出するそうですよ。
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