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山中地溝帯と海16 古谷渓谷

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2017.11.2 山中地溝帯と海16 古谷渓谷

 

十石峠から佐久穂町に向かう道も川に沿った山道でしたが、しばらく下って行くと「古谷渓谷乙女の滝」の案内と駐車場があったので、十石峠の西の化石が出た場所というのはこの辺りのことなのかなと思って車を止めて周辺を少し探してみたのですが、残念ながら何も見つかりませんでした(T_T)。「運が良ければひょっとして・・・」と期待したのですが(^o^)、白亜紀の地層がどこに露出しているのかも知らずに行き当たりばったりで簡単に見つかるはずはありませんよね<(_ _)>

 

古谷渓谷乙女の滝

 
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ここには地溝帯や化石の説明は何もなかったのですが、地図には古谷(こや)ダムの近くに「大日向岩石園」があったので、そこに行けば化石の展示があって、化石の出た場所や山中地溝帯についての情報があるのではないかと思い、古谷ダムの辺りを何度か行ったり来たりして探してみたのですが、それらしい建物も案内も全く見当たりませんでした<(_ _)>

 

ダムの先に川の方に下って行く道があったので行ってみると、↓と吊り橋があったのですが、あったのはそれだけで、建物は閉鎖されていて、吊り橋には草が生え、通る人もいないようでした(T_T)

 
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吊り橋
 
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出かけたのは10.8だったので、紅葉にも早過ぎましたし<(_ _)>

 

神流町の化石発掘体験は河原でやっていますし、カルカロドン・メガロドンの化石が出た場所も川の縁だったので、ついここも川の近くに化石があるのではないかと思ってしまったのですが、両神山や二子山や叶山に古い地層があるのであれば、ここも古谷渓谷ではなく、隆起した周辺の山の方に古い地層があったのかもしれません。↑によれば、やはりここは海で、この辺りからもアンモナイトや貝類の化石が出ているようなのですが・・・・・ 

 

というわけで2年前に「古秩父湾だった小鹿野町から神流町の恐竜センター」まで、今年は「神流町の恐竜センターから佐久穂町の海瀬」までと山中地溝帯の全行程を走ってみたわけですが、航空写真では川に沿って低地が続いていているのが分かりますし、海の生物の化石が出てくるのですから、ここは確かに昔は海だったのでしょうけれど、実際に行ってみると山の中を走っているとしか思えませんでしたから(^o^)、現状だけしか見ていない人は「ここが海だったなどとはでたらめもでたらめ!!」と言うのでしょうし、ここから海の生物の化石が出てくることに関しては、あの手この手のロジックを使ってつじつまを合わせようとするのでしょうね(^_-)

 

空から見た山中地溝帯

 
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