2017.4.6 小田城2
小田城址のすぐ近くには出土物や説明を展示する案内所もできていて、以前城跡にあった大きな五輪塔はここの駐車場の隅に移されていました。ここは去年の4月にオープンしたのだそうです。
案内所 歴史のひろば
駐車場の隅に移された五輪塔
左側の道は昔の筑波鉄道の線路の跡で、道沿いに植えられた桜と筑波山を見ながら走る気持ちの良いサイクリングロード(りんりんロード)になっています(^o^)。筑波鉄道が城跡の真ん中を横切って走っていて、遺構は線路の下に眠っていたのでいままで残っていたのでしょう(^o^)。
小田氏は、最盛期には↓のような広範囲を支配していたのだそうです(^o^)。
案内所にあったパンフレット
そんな大勢力だったにしては城跡が小さいのでは?と思ったのですが、史跡指定範囲は南北550m・東西450mですが、実際は北側の山(前山)の上にも濠跡や土塁跡などの城郭の遺構があり、全長3km以上もの外郭があったようです。
1600年頃の小田城
前山城址が残る小田城北側の前山
後ろは標高461mの宝篋山。地元では「小田山」と呼ばれていて、山頂からは東に霞ヶ浦と太平洋(鹿島灘)、南西に関東平野を一望でき、晴れていれば富士山、筑波山の先には榛名山・赤城山・日光連山と360度のパノラマを楽しめるそうです(^o^)。
初めて行った時には涼み台を見て、見晴らしのきかない平地なのになぜここに城を?と思ったのですが、やはり戦国時代の城は周りの状況がつかめるような場所に造られていたのですね(^o^)。