私は持統天皇が草壁皇子の他に女児を生んでいたかどうかを知らないのですが、持統天皇の娘なら天武天皇の皇女ということになりますよね?それなら皇后が生んだ子が正式に記されていないということはないと思うのですが。
「丹生都比売」というのは実在の人ではなく、「丹・水銀」を神格化したものなのではないでしょうか。
和歌山にも世界文化遺産に登録されている「丹生都比売神社」がありましたが、この神社は1700年前に創建されたと伝わっているそうですから、もし持統天皇に娘がいたとしてもその皇女が生まれる1000年も前のことで、持統天皇の娘と丹生都比売とは全く関係なさそうですし、4世紀末の建御名方と7世紀の持統天皇では時代が違いますから、その皇女が建御名方と夫婦になるということもあり得なかったと思います。
和歌山・丹生都比売神社
この神社は弘法大師空海が創ったもので、空海は丹生都比売の息子に導かれて高野山に行ったのだそうですが、本当にどんなオハナシでも創れるものですね。
そもそも最高神・アマテラスを始めとする「カミサマ」というものが作り話なのですから、その「カミサマ」に関するオハナシは全部作り話にならざるを得ないわけですが。