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Channel: 歴史探訪
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2018.10.21 コメントへのお返事
 
哲学をまじめに学べば、人の言説には必ずバイアスがかかることは証明されております。信仰というけれど、バイアスは利益から生まれますから、ある時期のある政権や有力者の利益で成立した言説は、当然ながら「拡散手段」のあるものが優位にすすめますから社会的に一定の力をもちます。「何が伝統で何が歴史か」かは、常に作られるものです。従って、ネット時代で発信可能になったことはそういう旧制度の利害関係が変化する大きなきっかけです。このブログの愛度読者として、上記者のいわれることは、現状を無限に肯定するための言説を仰っている殊に気がついてほしいです。文系の一人として。
 
 神話伝説には、事実をもとにしたファンタジーが含まれます。けれども、世界中で隠し域で残された伝説を客観的な歴史研究に利用するということが20世紀後半から認められてきました。民俗宗教は自ずと歴史なので、その意味で尊重されるべきです。神社は現在「宗教」とされますが、近代語の「信仰」ではありません。崇敬尊重でありましょう。だから、科学と両立します。また、「宗教」も宗教現象は「こと」ですから、化学分析の対象となります。「もの」「ひと」「こと」が現象七得る部分は科学です。 
2018/10/20() 午後 0:15  nazuna
 
 
宗教というのは、初めからあったものではなく誰かが創り出したものであって、その消長には利益や権力者の思惑や都合が絡んでいたことがここまでに分かってきました。
 
たとえば、朝鮮半島では古代に力を持っていたのは神と神殿だったけれど、それによって神官が財と力を持ちすぎ、神託を利用して自分たちにとって都合の良い王に取り換えようとするなど権力を脅かすようになったため、権力者は仏教を取り入れて神殿と神官を廃したのだそうですが、すると今度は僧と寺院が財と力を独占し、僧兵を擁して権力を脅かすようになってきたため、権力者は儒教を取り入れて寺院と僧を都から周辺の山へと追放したのだそうです。
 
寺院が「山号」を持つようになったのはこの時からだという韓国の歴史の解説を読んで、町中にあるお寺にもみな「○○山××寺」と書いてあるのはなぜなのだろう?と疑問に思っていた私は「そういうわけだったのか」と大いに納得したのですが(^o^)
 
巨大神殿を造って権勢を揮っていたエジプトやギリシャの神様や神官が消えてしまったのも同じような理由のようです。
 
離婚したいがために(もちろんそれだけではなく、利害や権力の争奪なども絡んでいたのでしょうけれど)英国国教会を作ってしまった王様もいましたしね。
 
また、江戸時代までは男神だったアマテラスが女神に変わってしまうなど、
 
信じる対象や内容がその時々で変わってしまっていても「信仰」というのは、なにも疑わずに全てを信じるということのようで、科学が宇宙や地球や生命を作ったのはカミサマではないことを証明しても、「信仰を持つ人(?)」は、一切受け入れないようです。
 
トランプさんは信仰からなのか、打算からなのか私には分かりませんが、科学を否定して「全てのものは6000年前に神によって作られた」と信じ、科学的事実の方を「フェイクだ」と言っていますし、「日本を代表する哲学者」だという方は「わが国の今上陛下は(『人間宣言』が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神(あきつみかみ)となられたのである」と公言していますしね。 
 
全てを信じ信仰する方と、「なんで?」と考えてしまう私とでは話がかみ合うことはないと思いますから、私は実際の見聞から自分が考えたことや「分かった!」と思ったことをここに書いているだけで、違う考えをもつ方を否定するつもりも説得するつもりも毛頭ありません。
 
哲学も、「形而上」とは何のことかもよくわからない私には、宗教と宗教現象、信仰と崇敬尊重などの文系の言葉もよくわかりません。文系の言葉は「唯一の事実」を指すものではなく解釈するもののようで、解釈は人によって違うようですから<(_ _)>
 
このところガラにもなく抽象的なことを考えたせいで「弱いお頭(つむ)」が疲れてしまったので、私はそろそろ「形而下」の世界に戻ることにします(^_^.)
 

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