湧水口?
井の頭池は、かつては湧水口がいくつもあったことから「七井の池」とも呼ばれていて、池に架かる「七井橋」の名はこれに由来するそうで、湧水は日量1万トン以上あったのだそうですが、
1960年代には湧水が涸渇して水質が悪化してしまったため、現在はポンプで1日約3500トンの地下水を汲み上げて池の水を維持しているのだそうです。
↑の湧水は、徳川家康が関東随一の名水とほめてお茶に用いたため「お茶の水」と呼ばれるようになったのだそうですが、現在この湧水口から流れ出しているのも湧水ではなく、ポンプでくみ上げた地下水なのだそうです。以前行った時には湧水が枯れていることを知らなかったので、これが湧水で神田川になるのかとおおいに感激したのですが(^o^)。
井の頭池では、水質改善のため池の水を抜いて天日干しをする「かいぼり」をしているそうですが、その時には池の底からの湧水が確認できるようです。
2014年にテレビで第一回かいぼりのニュースを見た時には、あの大きな池の水をどうやって抜いたのだろう?と思い、水を抜いた池の底から投げ込まれていた自転車が200台も出てきたということに驚いて、本当に「千と千尋の神隠し」のようだと思いましたが<(_ _)>。
公園のパンフレットによれば、「御殿山」の地名は、家光が鷹狩の際に休憩するための宿所をもうけたためと言われているそうです。
湧水が涸渇した大きな原因は「地下水の過剰な汲み上げ」のようですが、三鷹市・武蔵野市・小金井市の水道水にはかなりの部分に地下水が使われているのだそうです。それなら地下水を汲み上げて池に入れるのを止め、市民が節水に励めば湧水が少しは戻ってくるのかな???
でも汲み上げた地下水を池に入れるのを止めてしまうと、少しばかり湧水が増えたとしても間に合わなくて、池の水質は悪化してしまうのでしょうね<(_ _)>。